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シミのお話


シミは大きく分けて6種類あります。

最もよく見られるのは、「老人性色素斑(日光性黒子)」で主な原因は加齢や紫外線です。その他、ニキビや傷跡などの炎症が治まった後にできる「炎症後色素沈着」、女性ホルモンが関連する「肝斑(かんぱん)」、遺伝でできる「そばかす(雀卵斑)」、加齢などで現れる「脂漏性角化症(イボ)」、原因不明のADM(後天性メラノサイトーシス)」などがあります。まずは原因と種類を知り、適した治療を行うことが大切です。


【老人性色素斑(日光性黒子)とは】

加齢と紫外線が主な原因です。特に中年以降3040代前後で目立ち始めるのが一般的ですが、20代で現れることもあります。日光に当たりやすい顔、首、腕や手の甲などに見られやすいです。加齢とともに増加し、一つ一つのしみが濃く目立ちやすくなることが特徴です。幸い、体に悪影響を及ぼすものではありませんが、皮膚がんと区別が難しい場合があります。治療法には、外用薬(トレチノイン、ハイドロキノン)、内服薬(ビタミンC、ビタミンE)、ケミカルピーリング、レーザー治療とIPL治療(当院では行っておりません)や紫外線対策があります。

【当院での老人性色素斑の治療】

【炎症後色素沈着とは】

ニキビや皮膚炎、傷やレーザー後にくすんだ茶色が残ることでできるシミです。通常、半年から一年で落ち着き薄くなっていきますが、ターンオーバーが乱れていると、シミが目立ったり、消えにくい場合があります。治療には、原因疾患の治療を行い炎症が収まること、色素細胞の活性化を抑制すること、肌の新陳代謝を促進することが大切です。治療法には、外用薬(レチノイン酸、ハイドロキノン)、内服薬(ビタミンC)、ケミカルピーリング、レーザー治療(当院では行っておりません)や紫外線対策があります。

【当院での炎症後色素沈着の治療】

【肝斑(かんぱん)とは】

はっきりとした原因は解明されていませんが、妊娠や出産によって生じたり濃くなったりするため女性ホルモンが関与していると言われています。3040代以降の女性に発症が多く、眉毛上部や両頬、口唇上部などに境界ハッキリしない薄いしみとして左右対称に発症します。他のシミと合併することがあり、治療の見極めが難しいシミです。治療は、内服薬(トラネキサム酸)が有効とされており、服用開始から4~5週間で効果を実感できることがあります。

【当院での肝斑の治療】

【雀卵斑(そばかす)の場合】

雀卵斑は色素細胞(メラノサイト)の異常によって生じます。家族内発症が多く、色素細胞を刺激するホルモン生成に関わる“メラノコルチン1受容体(MC1Rmelanocortin1 receptorという遺伝子が発症に関与しているといわれています。幼少期より、顔の正中部(鼻、頬)を中心として左右対称に数ミリの細かいシミが現れます。また、背中・胸元・首・肩・手などにもできます。治療法には、フォトフェイシャルやレーザー治療(当院では行っておりません)、ピーリング、ビタミンCの内服外用、ハイドロキノロンの外用などが効果が期待できます。

【当院での雀卵斑の治療】

【脂漏性角化症(イボ)とは】

老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)とも呼ばれ、褐色から黒色のイボ状に隆起した状態をいいます。紫外線や皮膚の老化などが原因といわれ、老人性色素斑から大きくなることもあります。皮膚の良性腫瘍ですが、日焼けや刺激を繰り返すと稀に皮膚癌になることもあります。治療法には、凍結療法(液体窒素を用いて病変部を凍結させ、1~2週間程度で剥がれ落ちるのを期待する方法です。)炭酸ガスレーザーなどのレーザー治療、電気メスを用いた電気焼灼治療や外科手術による切除術があります。当院では液体窒素冷凍凝固療法を行います。

【当院での脂漏性角化症の治療】

【後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)とは】

女性に発生するシミで原因は不明です。額外側や頬骨、鼻翼(小鼻)などに左右対称にみられることが多い灰褐色から褐色のシミです。真皮の深い層にシミがあるため、肝斑や肝斑との合併例と間違いやすく、診断の難しいシミです。治療はレーザー治療のみが推奨されており、当院ではADMの治療は行っていませんのでご了承ください。

【当院でのADMの治療】

当院ではADMの治療は行っていませんのでご了承ください。